人間文化研究機構 国文学研究資料館 編. 勉誠出版, 2018. Hardcover with dust jacket and obi. 282pp. Text in Japanese. Size: 263x190mm.
木口木版について書かれた書籍。多数の図版を交えながら解説している。
明治20年代から大正初期にかけて、繊細・稠密な線による独特な表現で一世を風靡した複製技術、木口木版。報道や出版・広告の発展に伴う〈世界〉のひろがりのなか、写真と見紛うほどのそのリアルな描写は、近代的なヴィジュアルイメージを伝えるものとして驚きをもって受け入れられ、雑誌や新聞附録、教科書、チラシや商品パッケージなど、様々なメディアを席巻した。木口木版の日本への導入と展開に大きな役割を果たした合田清、そして彼の興した生巧館の営みを伝える諸資料から、これまで詳らかに知られることのなかった近代日本の視覚文化の一画期を描き出す。(帯より)
状態は、本体天にわずかな汚れ有。