小宮山博史・府川充男 企画編集. 勉誠社, 2009. Hardcover with dust jacket and obi. 512pp. Size: 265x190mm.
『本の活字の歴史事典』から九年。
印刷史研究の最前線を切り拓く論攷を総結集。
室町期末から現代まで、活字印刷四百年余の資料空間を渉猟して新しい視軸を提起。活字印刷文化の歴史を再編する。
(帯より抜粋)
[目次]
編者謹白/府川充男
中国印刷史家張秀民自伝/張秀民[訳]日野雅子
「きりしたん版」に「古活字版」のルーツを探る/大内田貞郎
キリシタン版の文字と版式/豊島正之
嵯峨本『伊勢物語』の活字と組版/鈴木広光
日本語の連綿体活字/小宮山博史
美華書館史考―開設と閉鎖・名称・所在地について―/宮坂弥代生
明治初期の近代的新聞が用いた木活字の特徴/佐賀一郎
韓国最初の活版印刷による多言語『韓仏辞典』の刊行とそのタイポグラフィ/劉賢国
二〇世紀前半期における中国人による「倣宋体」と「楷書体」の開発/孫明遠
築地体後期五号活字の出現時期と初期「アンチック」活字について/内田明
印刷文字から符号化文字へ/小形克宏
状態は、ジャケットに少スレ有。帯に破れ有。