原田直宏 写真展「TOKYO FISHGRAPHS | 2020」
この度、東塔堂にて原田直宏の写真展「TOKYO FISHGRAPHS | 2020」を開催いたします。魚をモチーフにした本作は「魚道」という伝統文化があったならばという仮説に基づき、かつて水の都であった江戸・東京で、歌川広重の『名所江戸百景』を地図として、その名残りを探りながら、2020年のパンデミックの人が消えた東京の路地で撮影されたシリーズです。写真集とはまた違った作家によるオリジナルプリントをぜひ会場にてご覧ください。
会場にて、サイン入り浮世絵カード付きの写真集『TOKYO FISHGRAPHS | 2020』(Libraryman)を販売いたします。 - 作品をつくる過程で日本美術の研究をし始め、「魚」というモチーフにたどり着きました。日本の伝統文化は茶道、華道、香道が日本の三道とされていましたが、民俗文学などに触れていく中で、「魚道」というものがあってもいいんじゃないか、という個人的な仮定が生まれました。日本人が魚を扱うことに対しての美意識や精神性が、調べていくと、世界的に見ても奥深いと感じたのです。 (原田直宏) - 会場:東塔堂 | Totodo 会期:2023年3月17日(金)→ 4月8日(土) 時間:13:00 - 18:00(日曜定休) 入場:無料 - 原田 直宏 Naohiro Harada 芸術家。1982 生まれ。東京都出身。2010年 早稲田大学芸術学校空間映像科卒業。東京を拠点に日本写真が築いてきた写真家の思考と日本美術の伝統的な表現の融合の実践を中心に据えながら、多層で複雑な現代の都市の視覚と意識を写真という平面性のメディアで表現することを試みている。 https://www.naohiro-harada.com |
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