深瀬昌久 著. 文化出版局, 1979. First Edition. Hardcover. 89pp. Text in Japanese. Size: 225 x 187mm.
深瀬昌久の写真集。猫三部作の一冊。被写体は飼い猫のサスケ(キジトラ、2代目)とモモエ(三毛猫)で、野原を駆け回りじゃれ合う無邪気な姿や日常を捉えた89ページの作品。
妻との別離後の孤独を癒すため、深瀬は猫の目線に合わせて腹這いになって撮影。「猫になってしまった」と語るほど没入し、二重露光などの手法も織り込まれ、現実と夢が交錯するようなイメージが展開されている。構成は「花・里・夢・街・友・私」の6章からなり、猫の愛らしさだけでなく野生的な捉えどころのなさも表現。深瀬自身は本作について、「サスケとモモエに姿を借りた私の自写像」であると記しており、本書は単なる動物写真ではなく、自己像の投影として読むことができる。
状態は表紙に少傷、見返しにシミ有。












