荒木経惟. 私家版, 1971. Softcover. Limited Edition of 1000. Text in Japanese. Size: 248 x 250mm.
荒木経惟の写真集『センチメンタルな旅』(1971)は、写真家としての原点であり、最も重要な作品の一つ。電通在籍中に退職金などで資金を工面し、1,000部限定で自費出版された最初期の写真集。妻・陽子との結婚式から新婚旅行(京都・柳川方面)までの4泊5日を、108点のモノクロ写真で時系列に記録した、正方形判・ホチキス綴じの簡素な一冊。表紙には結婚式の記念写真が用いられ、陽子の手書きでタイトルと「1000部限定 特価1000円」と記されている。さらに、序文として「私写真家宣言」が挟み込まれている。新婚旅行を題材としながらも、一般的な明るいハネムーンとは異なり、全体には死の気配や沈んだ表情が漂う独特の雰囲気がある。
状態は、全体にヤケ。表紙にヨゴレ、裏表紙に書き込み有。挟み込みの別紙「序文」の端にヤブレ、ヨゴレ有。











