ポール・ストランド. Maria Morris Hambourg 編. Abrams, 1998. Hardcover with dust jacket. 192pp. Text in English. Size: 302 x 325mm
1998年にメトロポリタン美術館で開催されたポール・ストランド展覧会のカタログとして刊行された大判書籍。著者は同館写真部門キュレーターのMaria Morris Hambourg。全192ページ、93点の図版を収録し、ストランドの初期キャリア、とりわけ1915-1917年頃の飛躍に焦点を当てている。
当時20代半ばのポール・ストランドは、ルイス・ハインの影響を受けつつ、アルフレッド・スティーグリッツを中心とするモダニズムの環境の中でピクトリアリズムを脱却。近代美術の影響を受け、ストレートフォトグラフィーへと転換した。都市風景や人物をシャープに捉え、抽象性とリアリズムを併せ持つ革新的な作風を確立する。スティーグリッツはこれを高く評価し、雑誌『Camera Work』最終号(1917年)に作品を掲載した。代表作として《Blind》《Wall Street》《White Fence》《Porch Shadows》などを収録。本書は、ストランドの造形的探究とその文化的背景を詳細に読み解いた一冊となっている。
状態は、ジャケットに少スレ有。本体は天・地・小口にシミ有。











