丹下健三 川添登 渡辺義雄 著 朝日新聞社 1962年 初版 ハードカバー 251ページ サイズ: 302×288mm
昭和28年の遷宮の直前、まだ御神体が新しい正殿に移されていなかったころ、国際文化振興会は、特別の許しをえ、渡辺義雄に委嘱して御垣内(みかきうち)の写真を撮影した。(中略)私たちには幸いにも、神宮の特別のおとりはからいを受けて、御垣内以外は、内宮・外宮とも、普通立ち入ることが許されていないところまで、くまなく拝観し、また撮影することができた。このときの感銘が、渡辺義雄による多くの新しい写真となり、川添登の「伊勢文化論」の糧となり、また私の文章の背景となった。(丹下健三による序文より)
伊勢神宮の写真集。「内宮」「外宮」の章に分かれ、それぞれの建築とその周囲を撮影した写真、図面等のモノクロ図版を収録。テキストは、丹下健三「日本建築の原型 伊勢」、川添登「伊勢文化論」。装本・レイアウトは原弘/片山利弘によるもの。
状態は、函欠。表紙、本体天地にヤケ、シミ有。見返しに折れ有。