二川幸夫・渡辺義雄・土門拳・岩宮武二 撮影 美術出版社 1967年 ハードカバー ジャケット・函付 サイズ:350×258mm
遠く神話の時代にさかのぼって、その創生の歴史をもつ日本の社(やしろ)は、もっともよく日本民族の文化を表現し、今に伝えているものといえよう。その造形美・精神性は、育まれつつあった日本文化を象徴し、更に大陸文化を摂取しつつ、古代人の素朴で清澄な、しかも賢明でたくましい生命の躍動を結晶させたものである。この写真集《日本のやしろ》は、その造形美とともに、うちに継承・保持されてきた民族精神の叡智を、迫力あるカメラ・アイで把え、現代の眼で見、考えることの意義を見出そうとするものである。(出版案内より)
6分冊で発行された『日本のやしろ』を再編集し、全一冊にまとめたもの。
・出雲(二川幸夫 撮影/神代雄一郎 文)
・伊勢(渡辺義雄 撮影/川添登 文)
・住吉(渡辺義雄 撮影/菊竹清訓 文)
・春日(土門拳 撮影/水尾比呂志 文)
・日光(岩宮武二 撮影/針生一郎 文)
・厳島(岩宮武二 撮影/上横手雅敬 文)
序文は福山敏男「日本のやしろ」
状態は函にヤケ・傷有。ジャケット背にヤケ、ジャケット端に少破れ、背に少傷有。