土井利位 著 小林禎作 文 築地書館 1968年 杉浦康平 造本 ソフトカバー 函付 165ページ サイズ: 185×125mm
一八三個の雪結晶のスケッチを記載した雪華圖説・續雪華圖説は下総国古河城主土井利位〈一七八九年~一八四八年歿〉が二十年間の研究の成果を纏めて、天保三年から天保一一年にわたって刊行した。この書物はわが国の自然科学の芽生えをしめす貴重な文献として研究者だけでなく、ひろく自然に関心をもつ人にも興味深いものであろう。北大低温科学研究所小林禎作博士の詳細な解説は本書に正しい学問的位置を与えている。(函の紹介文より)
雪の結晶の造形を緻密に描写した画集『雪華圖説』『續雪華圖説』をそのままの体裁で収録するとともに、小林禎作による長考「雪華図説考」を付したもの。デザインを杉浦康平が担当。
状態は、函にヤケ・傷み、本体表紙にスレ、天地小口にシミ有。