伊藤忠太. 読売新聞社. 1993. Hardcover with dust jacket and obi. Text in Japanese. 206pp. Size: 215x155mm
明治から昭和の時代を生きた日本初の建築史家、伊藤忠太。法隆寺の伽藍のルーツを探るべくシルクロードへ赴き、雲崗の石窟を発見するなど、その業績は世界的に偉大。建築家としても活躍し、代表作に築地本願寺や湯島聖堂などがある。そうした偉大な人物の仕事を振り返るべく、さまざまな観点から考察を試みたのが本書。内容もさることながら、選ばれたゲストもバラエティに富んでいておもしろい。
目次:
「クライン・ボトルとしてのモダン」藤原恵洋
「一世一代のロマンチスト」荒俣宏・藤森照信
「日記『浮世の旅』を通してみた帝国大学生伊東忠太の学生生活」稲葉信子
「父・伊東忠太を語る」伊東祐信
「築地本願寺が現代に問いかけるもの」飯島洋一
「墓の建築家・伊東忠太」中島渉
「忠太のかけらを捜して」中谷礼二
他、伊東忠太による漫画作品などを収録。
状態は、ジャケットに少汚れ、ヤケ有。帯に汚れ、破れ有。ページ良好です。