村松貞次郎 文 岡本茂男 写真 毎日新聞社 1978年~1982年 ハードカバー 各192ページ 函付 サイズ:263×221mm
もし道具に風情というものがあるとしたら、やはり膏血の滲みをもってその第一の印象とせざるを得ないだろう。粋な道具、美しい道具、逞しい道具、それぞれの風情をもつが、人と道具ののっぴきならぬ関係、職人の生きざまそのものを語るのは膏血の滲みである。そうして道具も自らの顔を持ち、風格をつくりあげていく。(道具曼陀羅 本文より)
ノコギリ、カンナ、ノミ、墨壷…持ち主の個性や技をもあらわす、伝統的な職人の道具を集めている。カラー中心の写真図版をエッセイと共に収録。
状態は、各巻函にヤケ・スレ・小さなシミ・傷み、地に汚れ有。本体各巻、表紙角に少傷み有。