ヘルマン・ムテジウス. 京都国立近代美術館, 2002. Hardcover. Text in Japanese and German. 463pp. Size: 267 x 185mm.
2002年に京都国立近代美術館、2003年に東京国立近代美術館工芸館で開催された展覧会「クッションから都市計画まで―ヘルマン・ムテジウスとドイツ工作連盟:ドイツ近代デザインの諸相」の図録。世紀末からバウハウス誕生までのドイツ近代デザインを、従来のバウハウス中心史観ではなく、1907年設立のドイツ工作連盟(Deutscher Werkbund)と、そのイデオローグであるヘルマン・ムテジウス(1861–1927)の視点から再構築する。日本初公開を含む約209点の作品・資料を収録。ムテジウスはイギリスのアーツ・アンド・クラフツ運動をドイツに紹介し、芸術・職人・産業の協調を提唱した。「Vom Sofakissen zum Städtebau」(クッションから都市計画まで)というスローガンが象徴するように、日用品(家具・陶磁器・織物)から建築・都市計画に至るまで、一貫した質の向上を目指した思想を示している。
また、1914年のケルン工作連盟展における「規格化」をめぐる論争(ムテジウス vs ヘンリー・ヴァン・デ・ヴェルデ)についても詳述。バウハウスへの橋渡し役として、ドイツ工作連盟の意義を明らかにした貴重な資料となっている。
状態は、 表紙・天にヤケ、少ヨゴレ。











