Gilles Peress. Scalo Publishers, 1994. Hardcover. Text in English. Size: 370 x 280mm.
フランスのマグナム写真家ジル・ペレスによる『Farewell to Bosnia』は、1993年にボスニア・ヘルツェゴビナ戦争を取材したプロジェクトで、1994年にScaloから刊行された写真集。約6ヶ月間、サラエヴォ、モスタル、トゥズラ、中央ボスニアを中心に滞在し、包囲された街の日常、破壊された村々、難民の逃亡、集団墓地、民族浄化の痕跡を記録。従来の報道写真とは異なり、言葉を極力排除した「非編集」の生々しい連続体として提示する。キャプションやタイトルはほとんどなく、最後に手紙の抜粋がわずかにあるのみ。モノクロの大判写真が2枚ずつ並び、視覚的な衝撃と歴史の呪いを直接叩きつける構成。ジル・ペレスはこれを長期プロジェクト《Hate Thy Brother》(憎しみの再現)の一環とし、説明ではなく「存在の連続」を重視。1990年代バルカン紛争の残酷さを象徴するドキュメント。
状態は、天地に少傷、全体にヤケ・シミ有。













