西武美術館 1982年 ソフトカバー 302ページ サイズ:260×182mm
アール・ヴィヴァン 7+8号、特集「ロシアン・アート1900-1930」
芸術の形態的側面から様式を類別するならば、ロシアの今世紀初頭の芸術運動は、多種類の様式の混在によって特徴づけられるであろう。それはいかなる他の芸術運動とも異なり、共通する主題や要素によって貫かれているわけではない。それは独創性に富んだ高度な実験と、社会状況を踏まえた諸芸術の異種交配によって生み出され、過去の芸術運動の経験することのなかった社会との蜜月という至福を、ほんのわずかの期間得ることが出来、そして不意に姿を消してしまった。(表紙より)
目次:
・RUSSIAN ART 1900-1930, 35
・ロシア・アヴァンギャルド名鑑
・『ザンゲジ』ヴェリーミル・フレーブニコフ(亀山郁夫 訳)
・『ザンゲジ』上演をめぐる三つの資料(亀山郁夫 訳)
『ザンゲジ』について(ウラジミール・タトリン)
『ザンゲジ』上演をめぐって(ニコライ・プーニン)
乾パンの都(セルゲイ・ユトケーヴィチ)
状態は、表紙に少スレ、裏表紙にシミ有。