森永純 著, 杉浦康平+鈴木一誌 造本・構成. 邑元舎, 1978. First Edition. Hardcover with slipcase. Size: 305 x 275mm.
森永純の写真集。1960年から1963年頃、日本大学卒業直後に東京の汚染されたドブ川(河川)を徹底的に撮影。モノクロ写真約89点で、水面のヘドロ、油、泡、漂流物、光と影の重なりを抽象的・瞑想的に捉えている。
高度経済成長期の公害と「時代の怨念」を象徴する静謐で重厚な表現が杉浦康平+鈴木一誌による豪華造本で一冊にまとめられている。森永純が師事していたユージン・スミスがこの写真を見て号泣した逸話は有名で、「人間は登場しないが、怨念の底流が渦巻いている」と評した。テキストはW.ユージン・スミス「純のこと」、市川雅「変身させる舞台の川」、谷川晃一「写真としての様式美」、松岡正剛「アンリ・ミショーよりも濃く 森永純についてのノート」、森永純「光こそ事物であり作品であり精神である」。
状態は、外函にキズ、ページに少ヤケ有。











