国立国際美術館 2005年 ソフトカバー 263ページ サイズ: 260×210mm
2005年に開催された展覧会「もの派―再考 展」のカタログ。
「「もの派」発生のメカニズムに対して、現実空間と虚構空間との差異を表現主題とした高松次郎周辺から起こった動きや、物質と人間との緊張した関係を探求していった同時代的動向など、多くの作家たちの作品や行為を検証する。……」(あいさつ文参照)
高松次郎、李禹煥、榎倉康二、関根伸夫、菅木志雄などの作品図版を収録。
略目次:
もの派―再考/中井康之
存在を問う美術の系譜/峯村敏明
第1章 高松次郎とトリックス・アンド・ヴィジョン
「Tricks and Vision展―盗まれた眼」
表現に於ける石子順造の呪縛"絵画とは何者か"/鈴木慶則
ほか
第2章 《位相-大地》と東京ビエンナーレ「もの派」の形成
〈もの派〉誕生の頃/関根伸夫
枕木について/高山登
資質としてのミニマム・アーチスト/狗巻賢二
ほか
第3章 「もの派」から「絵画・彫刻」へ
もの派―内と外の出会いによって/李禹煥
〈ものはあるように、あった〉/菅木志雄
ほか
状態は、表紙に少スレ、前半のテキストページの上部のど付近に茶色のシミ有。