リチャード・マーティン 著. 鷲田清一 訳. Edition Wacoal, 1991. 初版. Hardcover with dust jacket. 243pp. Text in Japanese. Size: 310x238mm.
本書Richard Martin, Fashion and Surrealism, Rizzoli International Publications, inc., New York 1987は1987年10月30日から翌年1月23日までニューヨークのFIT(ファッション工科大学)で開催された〈ファッションとシュルレアリスム〉展と提携して出版されたもので、ファッションとシュルレアリスムとのあくまで内在的な関係を、多くの写真や図版を用いて論じたものである。シュルレアリスムとファッション・デザインとファッション写真とファッション・ジャーナリズムとウィンドー・ディスプレイとの錯綜した関係。そして、イヴ・サンローランやカール・ラガーフェルトをはじめとして、その後カステルバジャックやアデル・ラッツ、クリスチャン・ラクロワ、クロード・モンタナ、イッセイ・ミヤケ、そしてJ・P・ゴルチエ、クリステン・ウッドワード、ジョージナ・ゴドリーらの仕事のなかに引き継がれていったその歴史が、ビジュアルに、そしてクリアに描かれている。(p240より)
序
I. メタファーとメタモルフォーゼ
II. ボディとパーツ
III. 転置と幻想
IV. 自然な世界と不自然な世界
V. 花形とダンディ
VI. シュルレアリスムとファッションの世界
夢見る身体―解説に代えて(鷲田清一)
索引
状態は、ジャケットにスレ、背に少し色褪せ、天にシミ有。