刈谷悠三+角田奈央 [neucitora] デザイン マイブックサービス 2021年 ハードカバー ジャケット付き 366ページ サイズ:297×200mm
ドイツの芸術家ヨーゼフ・ボイス(1921-86)と、その弟子ブリンキー・パレルモ(1943-77)。2021-2022年に豊田市美術館、埼玉県立近代美術館、国立国際美術館を巡回する展覧会「ボイス+パレルモ」展に際して刊行された図録。
展覧会企画者による複数のエッセイ、ボイス研究者であるスヴェン・リントホルム(Sven Lindholm)、パレルモ研究の第一人者のひとりクリストフ・シュライアー(Christoph Schreier)による各論、ボイスとパレルモのさまざまなドキュメント写真を収録。
ボイスの60年代の代表作である「ユーラシアの杖」や、脂肪・フェルトを用いた「アクション」の記録画像を収録。日本ではあまり紹介されてこなかったパレルモは、15年に満たない短い活動期間に手掛けた作品を1960年代半ばの初期作品から70年代の金属絵画までを掲載し、充実の内容となっている。
掲載テキスト
声と息:ヨーゼフ・ボイスとブリンキー・パレルモについてのいくつかの断章
/鈴木俊晴、福元崇志
ボイス以後のボイス
/福元崇志
汀のパレルモ
/鈴木俊晴
ブリンキー・パレルモについて:
ラースロー・グロザーとヨーゼフ・ボイスの対話
ボイス+パレルモ前史:戦後のドイツ美術を巡って
/平野到
ヨーゼフ・ボイス:思考を彫塑する者
/スヴェン・リントホルム
響きとしての絵画:パレルモとその空間に関する作品
/クリストフ・シュライアー
パレルモのエディション作品
/大浦周
状態は表紙に少しスレあり。