渋谷区立松濤美術館 1990年 ソフトカバー 129ページ サイズ: 240×250mm
1954年に吉原治良を中心として発足し、「物質と精神の握手」を起点として美術における方法論的なパラダイムの転換を図ったグループ、「具体美術協会」の展覧会カタログ。1965年までの初期活動に焦点をあて、代表作家18名(吉原治良、白髪一雄・富士子夫妻、田中敦子、松谷武判など)、作品55点をカラー図版で紹介する。
また1956年に『芸術新潮』に掲載された吉原治良によるテクスト「具體美術宣言」や、機関誌『具体』に発表された各作家の美術論などの一部もあわせて再録。巻末には「具体」の歴史を年譜形式で紹介。1972年の解散以降の歩みも知ることができる。
状態は、表紙と天に少スレ、縁に僅かな傷み有。