内田鋼一 著. 野村友理, 井出幸亮 文. ギュメレイアウトスタジオ 編集. 猿山修 装釘. KATACHI museum, 2021. Hardcover. 246pp. Text in Japanese and English. Size: 264x215mm
陶芸家・造形作家の内田鋼一が収集した食にまつわる古道具をコレクションした博物館〈KATACHI museum〉初の公式図録。古今東西から集められた数々の調理器具が収録されています。食は人間にとって最も普遍的な営みであり、人類はこの地に誕生してから世界各地で多様な食文化を育んできました。鋭く研磨した石や木で獲物を捕獲していた狩猟採集時代から、電気で全てが完結する現代の最新家電に至るまで、道具には使われてきた地域の気候、風土、文化が根付いています。本書に収録されている調理道具は、かつてこの世界に暮らしていた誰かが使っていたものです。いつ、どこで、だれが、どのように使っていたのか想像しながら頁をめくってみてください。かつての作り手と使い手が、土地の気候と風土に適応しながら道具を生み出し、食材を調理してきた風景を追体験できるかもしれません。民藝家の柳宗悦がアノニマスな道具に見出した「用の美」の思想を現代に伝える貴重な1冊になっています。 (出版案内より)
*新刊です。