栗田勇 著. 杉浦康平・杉浦満 ブックデザイン. 三一書房, 1964. First Edition. Hardcover with slipcase. 401pp. Size: 216×132mm
栗田勇の芸術原論。
「私は意識と物質が干渉しあう領域をさぐってみた。それが、《空間》概念に凝結した。サンボリズムは空間的な世界の直感から始まる。」
本体はソフトカバー。別途ハードカバーが付随。
略目次:
序●幻想と覚醒の美学
建築●建築の美とはなにか―ヴァレリーにおける空間芸術
シュールレアリストの眼―現代美の歴史
空間の造型―インテリアデザインの意味するもの
幻想建築と創造の精神
サムの塔
パレ・イデアール
ガウディにおける死と転生―伝記的スケッチ
映画・音楽●断絶と偶然のリアリティ―映画の美学
アンチ・ロマンの世界像―『不滅の女』の謎を解く
ドキュメンタリーとはなにか―残酷物語礼讃
歴史と事実について―映画における時間と空間
新しい空間芸術の創造―建築から音楽へ
音楽の空間―サンボリストとヴァーグナー
文明●自然と人間を結ぶもの―自然の人間学的考察
等
状態は、函に傷・ヤケ・シミ有。本体は天に少シミ有。